「障害児が受けれる自動車関係の優遇処置」をご紹介します。
障害児を扶養している方は自動車税の優遇処置を受けることができるのは知っていますか?
自動車税の減免は2つあり、「自動車税(軽自動車税)環境性能割」「自動車税種別割」があります。
自動車税の「環境性能割?」「種別割?」聞き慣れない用語だと思いますのでそこについても説明します。
このブログでは「自動車税(軽自動車税)環境性能割・自動車税種別割とは?」「減免の対象者」「減免対象の自動車」「減免額」「申請方法」「問合せ先」を掲載しますので参考にしてください。
記載内容は都道府県によって若干違いますので、お住いの自治体のホームページで確認するか、県税事務所に確認してください。
なお県税事務所の場所は車検証の住所で管轄が変わります。
自動車税(軽自動車税)環境性能割・自動車税種別割とは?
自動車税は知っているけど「自動車税環境性能割」「自動車税種別割」はなに?ってなった方もいるかもしれません。
まず「自動車税環境性能割」ですが、もともとは自動車取得税のことをいいます。
自動車を購入した時に課税される自動車税のことです。
ちなみに軽自動車の場合は「軽自動車環境性能割」といいます。
続いて「自動車税種別割」ですが、もともとは自動車の排気量等によって毎年かかる自動車税のことをいいます。毎年5月頃にハガキで請求がのやつです。
この二つは令和元年度税制改正により2019年10月1日から新制度が適用され名称が変更されました。
新制度にあわせて税率の引き下げが行われましたが詳細については省きます。
詳しく知りたい方は総務省の「2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります」で確認してください。
減免の対象者
◾️身体障害者手帳…都道府県によって障害の種類・程度が異なりますのでお住いの自治体のホームページなどでご確認ください
参考までに愛知県はこちらになります。「身体障害者の範囲」
◾️療育手帳…A判定(最重度・重度)
※自治体によって名称が異なります。
詳細はこちらをご確認ください。
◾️精神障害者保険福祉手帳…1級
減免対象の自動車
障害児を扶養されている方なら下記の条件に該当するかと思います。
・自動車を所有する方…障害者と生計が一緒の方
・自動車をもっぱら運転する方…障害者と生計が一緒の方
減免を受けることができる自動車(軽自動車)は障害者1人につき1台になります。
減免額
自動車税環境性能割
自動車取得価格の300万円に相当する税率に応じて減免されます。
また、障害者のために特別な改造をした分の自動車税環境性能割は減免に上乗せされます。
税率は登録者(普通車)0〜3%、軽自動車0〜2%です。
計算式…課税額 = 減免額 = 取得価格 × 税率(%)
例
・300万円の自動車を購入…課税額9万円−減免額9万円=自己負担0円
・400万円の自動車を購入…課税額12万円−減免額9万円=自己負担3万円
・300万円の自動車に50万円の改造(障害者のために)を購入
…課税額10.5万円−減免額10.5万円=自己負担0円
自動車税種別割
年額45,000を上限として減免されます。よって、2500cc以下の自動車は全額減免対象です。
ただし、グリーン化税制により税率が重くなっている場合は上限が上がります。
15%重課税の適用は51,700円、10%重課税の適用は49,500円が上限です。
申請方法(必要書類)
・減免申請書
・車検証(コピー可)
・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保険福祉手帳(原本)
・運転免許証(コピー可、裏表)
・印鑑(認印可)
・世帯全員の住民票の写し
問い合わせ先
県税事務所です。なお県税事務所の場所は車検証の住所で管轄が変わります。
まとめ
今回は「障害児が受けれる自動車関係の優遇処置」をご紹介しました。
結構な額が減免されるので申請しましょう。
また、これから車を購入される方は排気量を考慮してもいいでしょう。
例えばトヨタのアルファードであれば2.5Lと3.5Lがあり2.5Lであれば毎年の税金(自動車税種別割)がかからなくなります。
ただ、3.5Lだとしても自己負担額は少なく乗ることはできます。
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